気がつけば2月。そして節分。
節分です。
節分といえば鬼に向かって鬼の形相で豆を投げつける風習(なんか違います)を思い浮かべる方も多いでしょう。
が、
節分とは
本来、節分とは季節の節目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことをいい、年に4回あります。
旧暦では春(2月)から新しい年が始まったため、立春の前日の節分は、大晦日に相当する大事な日でした。そこで、立春の前日の節分が重要視され、節分といえばこの日をさすようになったのです。
最も古い記録は室町時代の書物にあり、この頃にはすでに公家や武家では豆まきが習わしになっていたそうな。
その20年後の書物には、867年~931年ごろ、鞍馬山の僧が谷と美曽路池(深泥池)の端にある石穴から鬼が出て来て都を荒らすのを祈祷し、鬼の穴を封じて三石三升の大豆で鬼の目を打ちつぶし、災厄を逃れたとする由来伝説が記されております。鬼の目を豆で攻撃なんて鬼のような所業…。
豆は、「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、または語呂合わせで「魔目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いも。まさに鬼滅(ブームに乗りたい)
昔は季節の変わり目には邪気(鬼)が出ると信じられていたため、強力アイテム(豆)を撒いて鬼を追い払って一年快適(無病息災)に過ごそうね!という意味合いです。
掛け声は「鬼は外ォ!福は内ィィィィィィ!!!」が一般的ですが、地方によっては「鬼も内」、むしろ「鬼は内」とするところもあるようです。
しかも投げる豆も、北海道や南九州では落花生を投げて掃除を簡単に済ませるところもあれば、おもち、お菓子、みかんを投げるところもあるそうで、なんですかそのカオスは…楽しそうじゃん…。
そして節分といえば恵方巻。
一人暮らしのとき、スマートフォンに方位磁針アプリをインストールし…たのはいいものの、入れるアプリによって恵方が違ったために黙って窓の外を見ながら巻寿司にかぶりついていた悲しい年があります。
恵方巻は七福神にちなんで7種類の具を巻き込んだ縁起食とされているようですね。
ちなみになぜ恵方巻が恵方巻として爆誕したのかは定かではなく、諸説あるようです。
とりあえず今日は良い子のみんなは豆を投げ、柊に鰯の頭を刺したものを玄関口に刺して、恵方向いて巻寿司を食べましょう!
今年の恵方は「西南西」です!!!